『デザインの話を聞こう-産地のデザイナー-』ゲスト:TSUGI代表 新山直広 レポート

開催概要

●日時:2019年12月11日(水)
18:00~19:30(受付17:45開始)
●会場:クロスパルにいがた(生涯学習センター)402
新潟市中央区礎町通2086

大阪・吹田市で生まれ育った新山さん。ニュータウンという土地柄、「地域コミュニティ」の無い環境だったそうです。今では産地のデザイナーとしてまちづくりにも取り組んでいますが、そのきっかけは建物や空間に興味があり、さらに同じ大阪出身の建築家・安藤忠雄の本を読んだことから建築を志すことになります。

福井との出会いは大学4年生のときに参加した学生プロジェクト「河和田アートキャンプ」では140名もの学生を取りまとめ、卒業後に事務局として働くのを機に移住。いま、新山さんが自らを「インタウンデザイナー」(=その地域の資源を活かしてあるべき姿を導く人)と称して活動するに至るのは、鯖江の土地で様々なチャレンジと失敗を繰り返してきたなかで生まれた役割だということがわかりました。

この日の一番のメッセージは、「熱量がすべて」であるということ。熱意をもって取り組む、伝える。それが伝播する。どんな地域でも、どんな仕事でも当てはまる言葉をいただきました。

鯖江・河和田を訪れるとそんな新山さんから伝播した明るさをきっと感じられると思います。お近くにお出かけの際はぜひSAVA!STORETOURISTOREに立ち寄ってみてください。

ゲスト

●新山 直広(にいやま なおひろ)  TSUGI 代表 /デザインディレクター

1985年大阪生まれ。京都精華大学デザイン学科建築分野卒業。2009年福井県鯖江市に移住し、鯖江市役所を経て2015年TSUGI llc.を設立。地域に特化したインタウンデザイナーとして通常のデザインワークだけではなく、眼鏡素材を転用したアクセサリーブランド「Sur」、福井の産品を扱う行商型ショップ「SAVA!STORE」、産業観光イベント「RENEW」の運営など、領域を横断しながら創造的な産地づくりを行っている。2019年4月には福井のものづくりとデザインを体感できる小さな複合施設「TOURISTORE」を鯖江市内にオープン。京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員


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