開催概要
- 開催日 2021年2月15日(月)
- 会場 新潟ユニゾンプラザ 5F中研修室
①公開相談会
・対象 すべての業種、団体
・時間 10:00~11:30
・参加費 お一人1,000円(お友達や社員さんをお連れの場合は2人目から 500円)
相談 1件(参加人数 9名)
②公開相談会
・対象 福祉関連事業者
・時間 13:00~14:30
・参加費 無料
相談 3件(参加人数 6名)
③個別相談会
・対象 福祉関連事業者
・時間 14:45~15:45
・参加費 無料
相談 2件
①公開相談会
会社や事業のPRのために行っている手書き新聞や新しい広報ツールに関するご相談でした。
いつものようにまずは、自社のどの部分をPRするのか、「目的」は何なのか?という問いかけから始まります。
企業や大きな組織など、年度が始まる時点で「〇〇を作る費用」として予算が組まれることが多く、いざ制作する段階になった時に、「その目的なら別の媒体やツールの方が合っているような、、、」と思うことや、他のことに時間が割けるはずなのに、予算があるから作らなければならない、といったこともよく発生します。
なかなか仕組みを変えることは難しいかもしれませんが、デザインの視点を取り入れて効果を発揮するためには、こうした意識を変えていきましょうとNEWGATEではお伝えしています。
また、「費用をかけられないので社内でなんとかしなければなりません」という声もよくお聞きします。
その場合には、お客様を巻き込んでコンテスト形式にすれば一つのキャンペーンにもなりますし、学生さんと協働するという方法もあるかと思います。
具体的な人物像をイメージして、「何をしているどんな人」に「どう感じてほしい」のか。今一度深堀りすることで、後々判断に迷ったときにも確かな軸になってくれるはずです。
②公開相談会(福祉関連事業者対象)
チラシを作ってポスティングで配布したい、というご相談です。
「デザインの経験が無く自信が無いので見て欲しい」とのことでしたが、既にチラシは伝えたい内容、基本情報がまとめられていてわかりやすい紙面でした。
さらに良くするためのアドバイスとして
・使っている言葉が業界用語のような印象を受けるので噛み砕いてわかりやすい言葉に
・文字よりも早く伝わるイラストを使う(特に感情を表現したい場合)
・チラシだけでなくQRコードでジャンプした先のページも情報を充実させる
・見て欲しい対象となる「ご本人向け」と「ご家族向け」の2パターン作っては
という声があがりました。
こちらの相談者さんの参考になる点としては、「なぜポスティングか」という点が明確だったことと、配布のエリアも目的をきちんと定めたうえで設定されていたこと。
より具体的な目的とターゲットの設定があることで、ツールや方法も変わってきますし、効果も出やすくなると実感しています。
③個別相談会(福祉関連事業者対象)
地元産の素材を活用した製品づくりについてのご相談でした。
全く新しい商品というのはほぼありませんので、おそらく大抵の場合、既に競争相手となる商品があると思います。なのでまずは他の商品を知ること、他の商品の広報はどのようになされているのかを知ること、そこから始まります。
<迫>
機能が伴う商品については、きちんと検証・数値化してお客さまにとってわかりやすくメリットを感じてもらいやすい伝え方を考えたほうが効果的ですね。
<高橋(ツムジグラフィカ)>
商品を開発する段階から、お客さまとコミュニケーションをとって、ファンになっていただく、というのも一つの方法です。丁寧なものづくりこそ、背景を伝えることは大きな強みです。
<髙橋(ハシゴデザイン)>
毎日使うものというのは、「安さ」よりも「確かな機能やしっかり作られている」ほうが良い。丁寧に作られているものを「正しい価格で買ってもらえる」方法を考えてみては。
アドバイザー
今回はNEWGATE所属の3名に加え、ハシゴデザインの髙橋さんにも特別にご参加いただきました。
主催:NEWGATE、新潟県社会福祉協議会(②③)
助成:アーツカウンシル新潟((公財)新潟市芸術文化振興財団)「文化芸術基盤整備促進支援事業」